ETFとPythonの勉強 米国市場のETFについて運用会社毎のETF数と運用残高を集計してみる その2
前回からの続き。
今回は運用資産残高(AUM:Amount Under Management)の集計。
運用会社ごとの運用資産残高の集計
データ加工で用意したAUMの項目を集計する。集計は前回のETF数の手順を利用。
運用会社ごとのETF数と運用資産残高のシェアを1つのグラフで表示
運用資産残高上位300のETFについて、運用会社ごとのETF数と運用資産残高のシェアを見てみる。
運用資産残高のデータを半径を2.4に設定した外側の円グラフとして表示。ETFの数を半径1.6に設定した円グラフで表現している。最後に半径0.8の白い円を描写して、真ん中が空いているようなドーナツグラフを表現。
見づらいグラフになってしまったので、修正を加える。
1については、カラーマップが外側から内側の円グラフに引き継がれてしまっていることが原因と思うので、カラーマップを円グラフを呼び出す前に定義しておき、それぞれの円のColorsに設定する。今回はデータの数が7個なので、カラーマップ'Accent'の7個目までの色を取得。(以下ページのQualitative colormapsの上から4つ目)
2については、円グラフのwedgepropsプロパティを設定する。
その他、簡単な説明などをつけて完了。
最後に
割合だけ表示しまっていて、運用資産残高の合計値を表示していなかった。5兆1670億ドルもある。単純に100円換算しても516兆円以上!
想像していたとおり、運用資産残高はいくつかの会社に偏っている。内側の円グラフを見ると、BlackRock、Vanguard、SSGAの3社で8割5分を占めていることがわかる。
Vanguardは上位300にランキングするETFの数がBlackRockに比べて少ないけど、運用試算残高ではシェアを取っていることがわかる。(薄紫色の部分)
次はどういう分析をしてみようか検討中。以上です。